日本財団 図書館


 

212-1.gif

「ニュウ九州」の主要目

 

すなわち、理論検討の原型船型としては、
L×B×d×△=100m×16m×約4.5m×約3830トンの要目で考えることにする。

 

3)理論解析のシリーズ構成
船型要素を複雑に変更しても、設計に利用できるような形に整理できるか疑問であるため、ここでは、排水量と喫水を一定として、重要な船型要素である、L/B,lbc、フレームラインの3要素を系統的に変化させた船型を対象とする。なお、追加検討として、中央横断面形状を変えた船型も考えてみる。
(A)L/Bシリーズ
原型から船長を6m増減し、船幅をlm増減した2隻と原型とでL/Bシルーズを構成する。
1.Lpp×B=100m×16m:原型
2.Lpp×B=106m×15m:lcb、フレームラインは原型と同じ。
3.Lpp×B=94m×17m:lcb、フレームラインは原型と同じ。
(B)フレームラインシリーズ
船体前半部のフレームライン形状を原型を中心にV型化、U型化した2隻を考える。
1.Original:原型
2.Vフレーム:L/B,lcbは原型と同じ。
3.Uフレーム:L/B.1cbは原型と同じ。
(C)lcbシリーズ
原型のlcbを中心に±2%増減した2船型を考える。
1.lcb=3.4%:原型
2.lcb=1.4%:L/B、フレームラインは原型と同じ
3.lcb=5.4%:L/B、フレームラインは原型と同じ
(D)Cmシリーズ
中央横断面形状を原型より小さくし、より細長船型としてみる。
1.Cm=0,886:原型
2.Cm=0,86561:その他要素は原型と同じ。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION